妊活は夫婦で

不妊は夫婦にとって大きな悩みであることが多く、その解決のために多くの関係者が努力を重ねてきました。

しかし不妊については専門家だけでなく、妊活を続ける本人たちも適切なアプローチが必要になります。

5組に1組が不妊症に罹ると言われていますが、彼らの多くは不妊治療等で専門家のアドバイスを仰いでいます。

もちろんそのアドバイス通りに対処することも大切なのですが、そもそも不妊状態を本人たちがどのように受け止めるべきかというレベルに立ち返る必要があります。不妊の原因は決して女性のみにあるわけではありません。男性側が原因であることも多いのです。

WHOによれば、不妊の24%は、その原因が男性にあるということです。また男女共に原因を抱えていることもありますから、安易に自分を責めたり、パートナーを責めたりしないように心掛けましょう。不妊症に罹ると、そのストレスからどうしても相手を責めたくなってしまいます。

小競り合いが積み重なるとすれ違いが生じるようになり、コミュニケーションが儘ならなくなります。

それを避けるためには、医療機関のみならず、他の外部機関も利用されると良いでしょう。

例えば不妊症に悩む人たちをサポートするNGOも存在します。彼らは多くの事例、経験を活かして適切なアドバイスを与えてくれます。

例を挙げましょう。ある不妊症支援団体はこう語ります、「身近な存在だからこそ話せないのだ」と。この知見は非常に心に刺さります。確かに我々は、不妊症のカップルが悩んでいると、その悩みを夫婦で分かち合っていることを前提に対応してしまいます。しかし実際はそうではないのかもしれません。夫婦と言えども、話したいことが話せない状態のまま苦しんで居るのです。一方が相手の本音を聞き出したくて話しかけてみても、相手は心を閉ざしたまま何も話さない可能性があります。仮に「大丈夫だ」と返答されても、それが事実かどうかを判断する術もありません。

夫婦とはそれくらい難しいものなのです。